ベーシックインカムを阻む勢力

 

ベーシックインカム』そのものは素晴らしい仕組みよ。
と、いうより早く実施しなければ、貧富の差は年々拡大していくから犯罪も貧困で餓死する人間も増えていくわ。
現在の『資本に集約』していく仕組みで賃労働を続ける、ってことは資本家に命を握られて、人の命というカネを奪い合う、ってことだからね。そしてそこにAIやロボットも続々参加予定よ。
誰かが生きている(資産を持っている)限り誰かは死ぬ(負債を負う)仕組みね。
この世はデスゲームよ。


 

 

では何故早く実施しないのか、というとベーシックインカムを阻む勢力があるからですね。
大きく分けて、

 

  • 無知層
  • 利権側
  • 勘違い層

 

が存在すると思われます。


 

 

『無知層』はそのままベーシックインカムの存在を知らない人達ね。
ベーシックインカムを導入したいと思ったら、とにかくこの層に多くアプローチしていかなければならないわ。
2:6:2の6に当たる人達であり、自分から積極的には情報を取りに行かない人達でもあるわ。
多数決の民主主義で戦いたければ最終的にここを味方につけるしか方法が無いわ。
イノベーター理論におけるアーリーマジョリティ(前期追随層)とレイトマジョリティ(後期追随層)ね。
キャズム理論により、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間にある深い溝を超えることを目指さなければいけないわ。
皆も知らない商品は購入しないし、良い作品を思いついても作って知らせなければただの空想で終わるわよね。
そして作ったとしても大勢に売れなければ廃れる――
そういうことよ。


 

 

 

そして『利権側』には

 

  • 資本家
  • 富裕層
  • 公務員・政治家
  • 経済学者

 

などが含まれます。
現在の資本主義下により金利の利益を得ている人達、そして古い考えに囚われている人達です。
イノベーター理論における保守的な『ラガード(遅滞層)』に当たります。
『己の地位』を脅かされることを嫌う彼らは、全力でベーシックインカムの実施を阻止しようとしてくることでしょう。


 

 

この人達に期待することは無駄でしょうね。
ただ、支配者層はごく少数よ。
多くを占めた家畜である一般市民を味方につけることができれば、我々の勝利は確定よ。
民主主義による数の暴力でねじ伏せるしか無いわね。


 

 

そして『勘違い層』。
ここが一番厄介かもね。


 

 

『勘違い層』は

 

労働教教典

 

などといったカネと根性論、自己責任主義に支配されたカルト思想。

 

 

お金の仕組みを理解していない系

  • 社会保障などの福祉が廃止される
  • 生活に十分なだけの額が支給されない(7万円程度)
  • BIの所為で賃金が下げられる(さらに奴隷化される)
  • 増税される

 

上記の(誤った財源論による)旧ベーシックインカムを理解、もしくはネオリベ(支配者層)によるプロパガンダにまんまとはめられているものと思われます。


 

 

これらを複合的に妄信しているから『勘違い層』は厄介なのよね……
この人達には『お金の仕組み』を一から説明しないといけないから。
(だからここを作ったのよ)

 

イノベーター理論における『アーリーアダプター(初期採用層)』の才能があるにも関わらず、知能が低いので、古い考えに囚われつつ騙されたらそのまま思考停止してしまうわ。つまり、新しい理論を知ったことにより『ラガード』になってしまうのね。

 

ブラック企業に勤めて社畜思想に汚染されていたり、ネオリベに拒否感が強いとこうなりやすいわ。懐古主義ね。
ま、人間一度固まった思想(洗脳)を解きほぐすのは容易じゃ無いわね。
わかって貰えないと感じたら潔く撤退しましょ。
理解して貰えるまで構っているほど、残された時間は多くないのよ。

 

皆は精神を崩壊させる労働はほどほどにね。


更新履歴

2020年8月19日 一部修正
2020年8月18日 公開