信用創造は詐欺

「現代の銀行制度は、貨幣を“無”から作り出す。その手口は、恐らく、これまで発明された詐術の中で、もっとも驚くべきしろものである。銀行は、不正によってつくられ、罪のうちに生まれた。銀行家は地球を所有する」

ジョシア・スタンプ卿 イングランド銀行総裁(1928~1941)

 

 

銀行による信用創造は『将来価値の先取り』になります。
ですので、経済成長が止まった時、必ず破綻する『終わりの決められているシステム』となっているのです。


 

お金 ベーシックインカム BI 金利 信用創造

 

 

経営者が事業を行おうとするとき、銀行から融資を受けるわよね。
そしてなにかしらの実物財を担保に入れてお金を借りる。
銀行から100万円借りると仮定しましょう。


 

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経営者は銀行から借りた100万円で事業を行うわ。
お店を経営したり、工場で物を作ったり、飲食店を開いたり。
なんらかの『価値を作って売る』わけね。


 

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そして、原材料の仕入れ、人件費、燃料費なんかの減価償却費のコストに付加価値を追加して売上を回収するわ。
これだけのコストをかけて、やっと売上が回収出来るわけね。
もちろんこれらにその都度税金がかけられてるわ。
だから税金は富の搾取であり、罰金なのよね。


 

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ここまでやって無事売上を110万円上げることができれば、晴れて利子込みで『借金を返済』できるわけ。
もし120万円の売上を上げられれば、そこで初めて経営者の手元に10万円の資産が残るわ。
売上が110万円以下なら赤字110万円以上なら黒字、ってことね。


 

 

もし、110万円を返済できない場合は担保に入れた実物財を没収されることになります。
つまり信用創造は、誰かが将来的に経済活動によって価値を生み出すことを前提に『そこで得られる価値を先取り』する行為なのです。
また、市場から10万円分余分に回収しないと成り立たないことが理解出来ると思います。
返済する以上のスピードで借金をし続けないと信用収縮ですぐに破綻してしまうということです。


 

 

このとき銀行がやったのは単に『印字しただけ』よ。
信用創造は無からお金を生み出す行為なんだから。
貸し付けの原資も顧客のものであり、銀行家のものではないものを勝手に増やして貸し付けているんだから完全なる詐欺、ってことがわかるわよね?


更新履歴

2020年6月24日 公開